エジプトの物価一覧と物価情報
通貨および現在の為替状況
エジプトの通貨はエジプトポンド(LE/EGP)が使用されています。
エジプトの物価について

エジプト(エジプト・アラブ共和国)はアフリカ大陸北部にある共和制国家です。首都はカイロで、エジプト最大の都市であると同時にアフリカ全体を代表する世界都市でもあります。
人類最古の文明が栄えた場所であり、ピラミッドやスフィンクスなどの文化的遺産が多くある国で、それらを目当てに訪れる観光客は多いです。日本人にも人気の観光地ではありますが、頻発する外国人を狙ったテロや誘拐の影響で外務省からは渡航に関する注意勧告が出されています。
物価は上昇しているが、通貨安の影響もあり物価は安い
エジプトの産業は農業が中心ですが、スエズ運河による交易と観光業も産業の重要な部分を占めており、経済規模としてはアフリカで最大規模と言えます。ただ、生活必需品の大部分を輸入に頼っていることから近年ずっと物価上昇が続いています。
ただし、物価上昇が続いていても欧州や日本の物価と比較した場合、まだまだ物価は安いです。現在のエジプトの物価は、日本の2割~3割程度と考えて良いでしょう。
観光などでエジプトを訪れる場合、カイロを利用することがほとんどですが、カイロはエジプトの中で最も物価が高く、特に外国人向けのサービスに関してはかなり高額なものが多いです。前述した日本の2割~3割程度というのは生活必需品を購入した場合で、カイロで外食やホテルを利用する場合には、日本とあまり変わらない金額になることも多いです。
エジプトの通貨と両替

通貨はエジプト・ポンド(LE/EGP)が使われています。大都市では日本円から両替が可能です。また、高級ホテルや一部のレストラン、旅行者向けのショップなど日本円が使えるお店もあります。
基本的には米ドルが使えるので、米ドルを中心に両替をしておき、クレジットカードをメインに使用するれば、観光などでの訪問であれば両替に困ったりすることはありません。
エジプトポンド自体は非常にマイナーな通貨であるため、両替手数料も米ドルなどと比べれるととても割高です。エジプトに行くからといって、現地で使う予算を全て両替してしまったりするのは禁物です。
食費

カイロで食事をする場合、日本人でも安心して利用できるレストランとなると、1食で100EGPは必要です。
もちろん、街の食堂などを利用すれば30EGPほどで食べることもできますが、英語が通じない場合が多く、衛生面でも不安があるのであまりお勧めできません。

上の写真は2019年6月に配られたエジプトのSpinneysというスーパーのチラシです。りんご1kg:17.50 LE、パプリカ1kg:13.75 LE、えび1kg:179.95 LEとなっていました。
交通

カイロ市内には地下鉄があるので、安く移動したい場合は地下鉄を使うのが良いです。
元々は自家用車を購入できない層のための移動手段として導入されたため、治安の面で不安がありましたが、現在では車両も新しくなり、利用者数も増えています。
2018年より3ゾーン制が導入され、料金は以下のようになっています。
ゾーン1:初乗り駅より、8駅目まで 3LE
ゾーン2:9駅ー15駅まで 5LE
ゾーン3:16駅以遠 7L
タクシーを利用することもできますが、カイロ市内は慢性的な道路渋滞になっていることと、英語が通じない場合が多いという問題があります。空港からカイロ市内への移動などでタクシーを使うのは良いですが、料金については交渉が必要です。
宿泊

カイロ中心部から1,2km離れたドミトリールームで$5程度〜、シングルルーム共用トイレで$10程度〜、シングルルーム共用トイレで$10程度〜とかなり安い相場になっています。
各経済指標の推移
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